今回ご紹介するのは2017年にアメリカで公開されたホラー映画「ハッピー・デス・デイ」です。
本作は、”タイムループもの”と”ホラー”というあまり見ない組み合わせの作品となっており、映画として斬新なストーリー構成が高く評価されています。
では、さっそく内容を見ていきましょう。
「ハッピー・デス・デイ」
引用元:Yahoo!映画
2017年 アメリカ
原題:『Happy Death Day』
監督: クリストファー・B・ランドン
出演: ジェシカ・ローテ
イズラエル・ブルサード 他
映画「ハッピー・デス・デイ」あらすじ
毎日のように飲んだくれては男と遊ぶ自堕落な生活を送っていた女子大生のツリー(ジェシカ・ローテ)は、9月18日の朝、同じ寮に住むカーター・デイヴィス(イズラエル・ブルサード )の部屋で目を覚ます。この日は彼女の誕生日であったが、普段と同じように身の回りの人に迷惑をかけながら一日を過ごすツリー。
しかしその夜、パーティー会場へと向かう夜道を歩いていたツリーは、突如大学のマスコットの仮面をかぶった何者かに襲われ、殺されてしまう。
死んだはずのツリーが次に目を覚ましたのは、9月18日の朝、同じ寮に住むカーターの部屋であった...
映画「ハッピー・デス・デイ」感想 見どころ (ネタバレ注意)
タイムループで犯人を捜せ
殺されることで9月18日の誕生日の朝へと戻されることに気づいたツリーは、そのことをカーターへと打ち明けます。そしてカーターにアドバイスを受け、ツリーはタイムループを繰り返して犯人の特定を始めることに。
このタイムループを利用して犯人を絞り込んでいく過程は、ホラー映画としてではなく普通に見てて面白いです。というかこの映画、ホラー要素が強いのは最初のほうだけで、途中からは何というかまた別の映画として楽しめます。
タイムループを活用して犯人を捜すというのも、一見ベタに見えますが、意外とこういった題材で一本完成された映画ってないんじゃないかと思いました。
生まれ変わる主人公
本作は、一応ジャンルとしてはホラー映画となっていますが、見終えた感想としては、この映画は「女子大生ツリーが新しい自分を手に入れる成長恋愛物語」といったほうが正しいかと思います。
タイムループを繰り返していく中で、ツリーは自分で後悔しない選択をすることの重要性に気づきます。最終的に幾多ものタイムループを終えたツリーは、教授との不倫関係から足を洗い、友達には感謝し、疎遠だった父親とも仲良くなることで、全くの別人のように生まれ変わることに成功します。
最初は殺されて当然だよな、くらいの女だったツリーが、だれからも認められるような応援したくなる主人公へと成長していく物語、それが本作であるとも言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか、女子大生ツリーの成長と恋愛の記録を描いたタイムループ系ホラー映画(?)「ハッピー・デス・デイ」
ポスターから漂ういかにもな「B級映画」感(いい意味で)とは裏腹に、非常に完成度の高い作品であるように感じました。
なんというか、一粒でいろんな要素を楽しむことができる映画だと思います。しかもそれぞれの要素が中途半端というわけではなく。
正直そこまで期待せずに観た映画でしたが、いい意味で期待を裏切られました。
おススメです!!